スマートメソッド


ゴルフのお悩み解決のために!

自分では見えないスイングは鏡やビデオでチェックできます。

それを見て自分の動きを理解し理想へと修正すれば結果が変わってくるでしょう。しかしそのことは簡単ではなく特別な意識や練習方法が必要であり、じっくりゆっくり時間をかけ練習を積むことも大切なポイントであります。また単によいスイング作りだけではなく、しっかりと力の伝わる飛んで曲がらないこと、コースでミスしないことを両立させる方法論をお伝えしています。

特に練習方法は大切で、コムズゴルフでは練習に対する考え方を大切にしています。


基本はインパクトの瞬間

1.クラブパスはストレート軌道で通過!
2.フェイスはスクエアにインパクト!

この二つをコントロールできる飛んで曲がらないスイング作りをシンプルに考えています。


このページはスイングの研究として、定期的に更新しています。

下のインスタグラムの動画はタイガーウッズの深いタメからのハンドファーストヒット、そしてインパクトゾーンがシャローに低く長く動いているのがわかる動画です。


私のレッスンでは、このインパクトゾーンを理想とするスイングをメインにお伝えしています。

下のインスタグラムをクリックしてくださいね。

ゴルフの基本

スイング構成(原理)

スイングチェックをしなければならないポイントをまとめています。


1..グリップ

 テンフィンガー・オーバーラッピング・インターロッキング

 (スクエア・フック・ウィーク)


2 .エイミング 目標設定

 ターゲットライン・ボールライン・フットライン


3 .アドレス

  構え・姿勢

 体重配分・筋緊張度


4.スイングモーション

 1.肩の回転 (ショルダーターン)

 2.体重移動 (ウエイトシフト)

 3.前腕の回転(フォーアームローテーション)

 4.肘の動作 (ヒンジング)


5 .スイングセンター

    中心点 中心軸


6.スイングプレーン

    軌道(円周)


7. スイングアーク

 弧の大きさ(肘)長さ(肩)


8.左手首の位置

 クラブフェイス角度に


9 .てこシステム

 筋肉運動

 むち・ため・バネ


10. タイミング

 レートヒッティング(三段ロケット)

 アクセレーション(徐々に加速)

 テンポ(時間)・リズム(強弱)


11 .リリース

 エネルギーをインパクトで開放して

 (最大―リリースポイント)

ボールの飛ぶ原理

ボールフライト


ボールの飛ぶ法則は長年、ゲーリーワイレン氏の飛球法則が基本でありました。分かりやすくその理論がすべて間違っているわけではありません。しかしハイスピードカメラによるインパクトの真実より新しく分かったことも多く、物理的に常識といわれている一般的な基本理論を含めご紹介します。


飛距離について

ヘッドスピードが速い方が遠くに飛び、遅いと飛びません。ただしクラブの芯に当たることが条件です。

飛びの3大要素としてボール初速・打ち出し角・スピン量となります。

ボール初速とスピン量と打ち出し角の数値バランスにより、最大飛距離が変わります。


ボールの飛び出し方向について

旧理論はスイング軌道で、インサイドアウト→右へ打てば右へ飛ぶ、アウトサイドイン→左に振れば左に飛ぶということ、しかしフェイスの向きに大きく影響されることがハイスピードカメラで実証されていますので、フェイスの向きが新理論と考えるべきであり、右に飛ぶということは右にフェイスがオープンでヒットしたと考えるべきであります。


打ち出し高さとボールスピンについて

ダウンブローやアッパブローといった入射角に大きく影響されます。インパクト時にシャローに動くクラブの動きで適正スピン量になることが基本であります。また速いスピードならスピン量が多くなりボールに浮力がかかり球が上がり、これをコントロールすることが大切となります。


インテンショナルについて

旧飛球法則でスライスを打つにはフェイスをターゲットに向け、アウトサイドインに振るということでありましたが、よほど極端にやらないと成功しなかったと思います。新理論ではスライスを打つには少しフェイスを左に向け、アウトサイドインに同じように振るのですが、フェイスローテイションを抑え積極的に体を回転させボールに左回転を与えるスイングを必要とします。インテンショナルはアドレスの変更でも打てるはずですし、ボールポジションの変更でも打てるはずです。フェイスのどの部分にヒットさせるかでもインテンショナルに打てますし、ボールフライト法則をよく勉強していただき、応用ショットの研究と練習が必要となります。想像してください、ドローを打つならフェイスを少し右に向けインサイドアウト軌道で打つのです。


ボールが飛ぶ法則はフェイスの向きと軌道の二つの組合せが基本と考えるべきで新理論がすべてとは考えにくいこともご理解ください。整合性という言葉で考えるとかなり複雑で概ね知っていただいて練習するtことをおすすめします。

パターも同じで方向や回転のコントロールも大切となります。

まっすぐ通過しスクエアに当たればまっすぐ飛ぶがシンプルであり、それを基本とするなら、ハンドファーストがおすすめであります。


ゴルフスイング習得方法

ゴルフスイングの習得は難しく、先に書いたスイングの基本原理とボールが飛ぶ法則をよく理解したで練習することをお奨めします。理想とする飛んで曲がらず、しかも必要な距離や方向などをコントロールできること、初心者の方は最初からレッスンをお奨めしますし、中上級者の方もこのページでスイング理論の再確認をしていただき、理想のナイススイングへのヒントとしたいただきたいと思います。

これを実践すれば、絶対上手くなる10の法則

練習する前に知っておいていただきたいこと


1.飛んで曲がらない身体はストレッチから

足首から手首まで全身のストレッチをすることで飛距離も出ますし、スイングも安定します。疲れにくく怪我をしないこ   とも含め、スポーツをするものとして当たり前であること認識しましょう。特に股関節肩回りのストレッチは大切で股割りや肩入れをお奨めします。これにより大小の筋肉群を目覚めさせスイング中の間接間の力の利用についてスムーズな運動連鎖を助けてくれます。



2.理論を知って感覚を養おう

練習すればうまくなると信じて、一生懸命練習されることと思います。しかし練習しても練習しても距離間や方向性が安定しないと、いつか俺にはセンスがないとあきらめがちになります。 感覚で覚えると言われていますが何事も感覚で片付けないこと、理論を学び型を覚え合理的に練習すればアバウトであった感性が、きちんとした理論のもとで打点が安定し感性が磨かれていくのです。だからフォーム(型)は大切なのです。



3.運動習得には時間がかかる(量と質)

人間の脳は動きを理解しにくいという特性があります。簡単な動作はすぐにできますが複雑な動作の習得には時間がかかるものであります。ゴルフスイングの場合は複雑な動作でありますし、クラブの動きやスイングの微妙な誤差も認識しにくく、一般的に上手といわれるシングルレベルで習得には1000時間程度かかると言われています。プロレベルで3000時間、世界クラスで10000時間です。毎日3時間365日で1000時間一年がかりですが一般的には10年で1000時間でしょう。プロなら3年、世界レベルなになりたいなら毎日3時間で10年です。ただ正しい理論と習得方法を学ぶ必要があり、間違った方法なら上達しないこともあり得ます。もちろん結果には個人差があること年齢にも関係があること理解してください。



4.同一練習を続ける危険性

同じ練習を続けることは反復練習として大切ですが、それを毎日毎日続けることで技術向上の妨げとなることがあるのです。同一練習だけでは練習場と本番の違いが認識できず、コースでいざという時に考え込み実力が発揮できないのです。特に難しい局面では脳が反応できず身体が固くなりイップスなどの症状になることもあるのです。60分同一練習した選手と3種類の練習を分けて行った選手では、結果に違いがあること実証されています。また過剰練習も疲れるだけで大きな成果が得られないことも書き留めておきます。また60分連続より積極的に休憩を取り、体を休めたり考える時間を作り質の良い練習をする方がよいでしょう。



5.多様練習の必要性

30ヤードのアプローチを同じ打ち方で練習したAさんの10分休憩後の1球目の成功率。同じ30ヤードでもランニングやピッチショット、ロブショットなを打ち分け練習したBさんの10分休憩後の一球目の成功率に違いがあります。

練習中のパフォーマンスはAさんの方が高いのですが、時間がたつと逆転されるというデータがあります。このことは同一反復練習は時間がたつとパフォーマンスが低下するというデータであり「練習ではできていたのに本番ではできない」ということになり、10日後のデータも同じで明らかに練習方法の差が出ることを知ってください。ゴルフの場合同じ30ヤードのアプローチでもピンが手前のケースと奥にあるケースでは打ち方も異なり、続けて打てる練習ではAさんのパフォーマンスが高かったのですが、一級しか打てない本番では同じ打ち方を練習していたAさんよりBさんの方が対応力が練習で身についていたのです。本番に強い多様性を考えた練習方法をお奨めします。



6.スピードと正確性

スピードと正確性には相反性があること、ご理解いただけると思います。速く振れば球は飛びますが正確性は落ちるということです。練習においてスピードを強調すると誤差が生じ精度が落ちる、遅い練習では精度は上がるがそれでは試合で求めるパフォーマンスが得られないこと、これを解決しなけば飛んで曲がらないなんて言うのは夢で終わります。正確性の高い動きを早い動きで身につける方法として、ミスを恐れず積極的に早い動作で練習を行いながら、筋肉や関節の動きの使い方を覚えていく効果的な練習方法を組み合わせる必要があるのです。ロングゲームはスピードを上げてのフルショット練習、ショートゲームは遅い動きで正確性を意識することでスコアに直結していきます。



7.部分練習と全体練習

スピード早いと動きが認識できません。クラブがどう動いてどうインパクトを迎えているかすら理解できないのです。打った球に結果が出ますからのちに修正できますが、練習中はハーフショットやスリークオーター、フルショットと部分練習と全体練習に分ける必要があります。フルショットではスピードでごまかすことができても、小さなショットではごまかしが効きません。スイングのための細分化した部分練習で理解力を上げスキルアップすることができます。

また練習法だけに限らず、試合に向けた考え方も大切で部分練習から全体練習へと計画的に日程メニューを組む必要があります。例えばスイング調整機関や体力強化期間は部分練習になると思いますしコースラウンドは本番の全体練習となります。やみくもに練習するのではなく課題を持ち計画的にスキルアップできるように部分部分を組合せ全体の流れがよくなるように分けて作り上げていくことも意識していかなければなりません。



8.観察とイメージ

自分のやっていることを観察する時間をとり、誤差を修正することが必要であります。測定機械を使いデータを目標とする数値に近づけたり、スイング動画を撮りプレーンを修正するだけでも大きな成果を得ることができるのです。イメージしていることと現実には違いがあり、その差を埋める作業がスキルアップすることになるので観察することは重要です。とくにゴルフはメンタル的なイメージが大切で打たなくても理想のスイングや試合での緊張感を体現することができるので、イメージ練習と身体的練習を組み合わせることでメンタルトレーニングになり効果が高まります。



9.意見を聞く

これは他の人に自分を見てもらうということです。客観的に自分を見ることは難しく、お友達の意見を聞いてみると良いでしょう。できれば専門的に勉強したコーチの意見を聞くべきであります。先生は優しく情熱的であること、自分の理解者で応援してくれる人が望ましく、ともに目的達成に向け歩んでくれる人を選んでください。1000時間も長期にわたり練習するにあたり一人でやるより信頼できる人を選ぶ必要性があるのです。そういう専門家の力を借りること当たり前の時代となっています。世界のトッププロが勝利のための練習に専念できるように、サポートしてくれるコーチ選びが大切な要因の一つであること知っているのです。



10.習得まとめ(理論の理解)

最初に書いている、ゴルフの基本であるスイング構成とボールの飛ぶ原則の2項目を知ったうえでスキルアップしていかなければなりません。ボールが飛ぶ法則を知ることでクラブをどのように動かすことが必要なのかがわかります。スイング構成を理解すれば身体を動かす方法がわかります。狙って構えてターゲットに飛ばすための基本事項を勉強することで上達への道が開けるのです。

分かっているけどできないとは、誰にもあることで人間は脳が体の動きを理解しにくい特性があります。複雑難解な運動習得のための学習プログラムが必要で、誰でも最初はできる体ではないと思ってください。できるプレーヤーになるには時間も必要で理論の深い理解も必要です。私の練習メソッドではどんな方でも短期間で深い理解ができ動ける身体を作ることが可能なのです。同じ1000時間でも10倍ライバルと差がでると安心してください。


Pシステム

Pはポジションの略で、スイング中の注意点をチェックするためたいへん便利であり、海外ではこのシステムでスイングを分析をすることが一般的になっています。各ポイントを少しずつ書いていきますので、このくだりは常に工事進行中となります。

P1 アドレス

構えは基本でとても大切です。両足の幅は肩幅程度、左右の体重配分は50:50、前後のつま先とかかとも50:50で中心にまっすぐ立てる間隔で、母指球の内側あたりが理想です。骨盤から背骨を倒しますが腰が反らないように前傾を作ります。腕は自然にたらしボール位置は左肩前の内側になります。左手位置が少し前で背骨が右に傾いても大丈夫です。とくに左手首位置や角度、クラブフェイスの向きやボールとの位置関係が大切です。

グリップはスクエアがおすすめでボールをストレートに飛ばすための重要な要因です。ウィークは右に飛びやすくストロンググリップは左に飛びやすく、ゆっくりとクラブを左右に動かすとわかりますが、スイングプレーンでのフェイススクエアキープできるのがスクエアグリップであると理解できるはずです。

クラブフェイスの向きやライ角も正確にターゲットに合わせ、手順よく構えられるようにルーティンとして身に着けることが大切で、しっかりとアドレスの整合性を上げる練習をしてください。自分ではわからない部分はコーチと相談してください。

P2 テークアウェイ シャフトが地面と平行

アドレスからの前傾角度を保ち、頭が動かないように体が回転していきます。このクラブを連れていくテークアウェイの初動操作が最も難しいとも言われています。手首の角度は変えず頭が動かず体重も移動せず、肩と腰に捻転差を作りながら、シャフトはオンプレーンに、フェイスはスクエアになんて複雑な技術は運動神経も使いますし、かなりの訓練を積まなければなりません。

シャフトが並行になるまでの正しい動きができれば、自然なビジネスゾーンと言われる腰から下の半円を安定して作ることができ、習得できればアプローチもパッティングも良い動きとなるでしょう。

P3 ハーフウェイバック 地面と左腕が並行

テークアウェイの延長で地面と左腕が並行になるポジションで、ハーフスイングとも言われています。カラダの回転とともに徐々にクラブが上がっていき手首とクラブにも角度がついていきます。両肘の間隔は変わらず右ひじは曲がり左手首もほどほどに曲がっていきます。右ひじは内側に締まり左手首はフラットがよいでしょう。特に左手首は背屈せず掌屈気味にフェイスクローズとなるのがトレンドですが、フラットが基本とお考えいただいてよいでしょう。テークアウェイからクラブが遠心力で方向チェンジする場面であり、クラブが右肩方向に斜めにオンプレーンに上がることが重要であります。

P4 トップオブスイング 手とクラブが高い位置

ハーフウェイバックからの延長戦でP2~P3の流れの遠心力もかかり、もっとも手が高い位置にあります。カラダは90度から110度まわり、腰も50度程度回転しています。左手は伸び右ひじも絞れクラブフェイスはスクエアキープ、手の位置やシャフトの向きなど、チェックポイントは多いのですが、切り返しに向けトップポジションがよい位置にあることを確認することで、よい球が打てることに気がつくはずです。P1~P4まで頭が動かないことも理論的には大切なことで、柔軟性を確保できないとこの動きは困難であると言われています。呼吸を整えリラックスして行うスイング動作でなければ自然な良いトップとならないのです。カラダの固い方は膝や腰などもを積極的につかうことで安定したトップを作り多くのメリットを得ることができますから、年齢が過ぎても美しいスイングトップを作ることができます。

P5 ダウンスイング 切り返し 腕の高さが地面と平行

トップから切り返し、腕の高さが地面と平行になったとき、左手とクラブの角度がもっとも大きく深くなる位置で、力強いタメを作る位置とも言われています。切り返しのきっかけはトップから下半身を使い左へ移動することであります。体重の配分は左へ8:2となり、この時で体重移動は完了します。また手や上体はリラックス状態でクラブと腕の角度をキープしながら体で引き下ろすことでオンプレーンに振れるとお考え下さい。この切り返しでアウトサイドからもインサイドからも練習次第で自由自在にコントロールできる重要な局面であり、多くのプロはこの局面で深いタメを作り、それ以降加速度を増しながらリリースして大きな飛距離を実現しています。

P6 ハーフウェイダウン クラブが地面と平行

P5の体重移動完了後にP6では自然にクラブと手の角度も自然にほどけてきます。この位置ではクラブフェイスがスクエアであることが理想で、スクエアであれば手の操作がなくとも遠心力でインパクトまでオートマチックな動作となっていきます。クラブだけではなく両腕もインサイドからボールに向かっていくポジションであり。下半身の回転も始まっています。

P7 インパクト 手はボールより前

インパクトの瞬間は、手がボールより前でヒットするハンドファーストがおすすめであります。またインサイドインで通過することが大切で、理論的にもインパクトを点ではなくゾーンとして通過させる考えが必要であります。またボール位置は左足内側が基本と考え、左肩前が最下点となることが理想です。P5での体重移動完了後は左への回転が優先された状態なので少し左へ体が向いたままでインパクトを迎えることになります。頭の位置は変わらず前傾角はキープできていると手の位置も高すぎず低すぎず、フェイス角やライ角が正しくインパクトできるので、このインパクトについてはとくにビデオチェックにて確認し、どのようなボールが飛ぶのかをよく理解して練習してください。またインパクトは形だけでなく、クラブが通通過する前後関係がどうなっているのかを知る必要があります。

P8 フォロースルー クラブが地面と平行

インパクト直後の動きでクラブや手が急激に上方に上がらず、低く長いフォロースルーを意識することが重要です。手元が上がるということは手首が返りやすく長いゾーンとなりませんから、フェイススクエアを保てずボールが左右に散らばります。P7~P8にかけて頭も動かず前傾角も変わらず手元は低く抑える必要があり、ダウンブローという言葉で手やクラブをフォロースルーで低く抑える技術は聞いたことがあるのではないでしょうか?P7~P8では小手先を使わず体の回転で手元を低く抑えて長いゾーンを作りましょう。

P9 ハーフスイングでのフィニッシュ 腕の高さが地面と平行

ハーフスイングやスリークォーターからのコントローショットなど、トッププロはこの位置でフィニッシュを止めている選手が多いと思います。P7~P8の結果として慣性でクラブが上がっていき体が回転していく結果の形となります。ここでも前傾のキープと頭の位置はかわりません。フェイスのターンも少なく、クラブと前腕の面もキープされて左肩下にクラブが抜けていくことが理想です。手首は返すも返さずも一長一短でローテーションさせずフェイスキープのために手首が甲側に折れるようリリースすると、オンプレーンで自然にリリースができ、しかもスクエアキープできるのです。ボールに当てて終わるだけでなく前方の動きであるハーフフィニッシュでのポジションが打った結果として重要であることも、覚えていただきたいです。P9の位置のレッスンは習得意味が分かりやすく、50ヤード~100ヤードのコントロールショットでの効果は抜群であります。

P10 フィニッシュ 最終結果

P9からの流れであり体が回転していった結果ですが、伸びやかでバランスよく左足の上で振り終わることが理想です。

左足の上に90%近くの体重配分となり、フィニッシュの高さは低く手の位置は左肩より少し上がる程度がおすすめです。昔のようなハイフィニッシュはインサイドアウトでドローボールを打った最終結果とも考えられ、ストレートを打つためのインサイドインのスイングの結果は下の写真よりもう少し低くても良いと思います。

インパクトゾーン

低く長いインパクトゾーンを作れることが、旧理論と新理論との最も大きな違いかもしれません。

ビジネスゾーンといわれる右腰高さから左腰高さの半円であるハーフスイング中、インパクト位置であるボールの前後0~20㎝ぐらいのことであります。


理想のゾーン(軌道)

下の図は上から見たインパクトゾーンであります

考え方としていくつかのパターンがあるのですが、この場合ゾーンがボール3個で長い。

0はドライバー

1はウッドまたはドライバー

2はアイアン

3はウェッジ

というイメージの図であります。

現実ボール3つ分のストレート軌道を作るためにはハンドファーストでロフトを5度~10度立てる必要があります。

この図の通りとなれば、0ではフェード、123ではストレート、4ではドローとなるのがインパクトゾーンでの考え方です。

ドライバーではフェードになりますが、4に置けばドローとなるのが正解であり、0においてドローを打つためには、少しねじれた考えが必要であり、スイングの変更で軌道を作り直さなければなりませんから、私はそれをお奨めしません。この図は一つの考えですが、ハンドファーストシャローのイメージをするための大切な基本となるものであります。


このことからわかること!

左へ曲がる傾向のある人  軌道がインサイドアウトと考えられる

右へ曲がる傾向のある人  軌道がアウトサイドインと考えられる

左右へ行く人       軌道にゾーンがなく接点が短いと考えられる


理想のゾーン2(入射角)

横から見た図で、左足内側がクラブの最下点となるイメージ図です。

左手の下に左足があり左サイドを振り子の最下点と考え、赤線が0~1のポイントにクラブが下りてくることを基本としています。左一軸でローウエストポイントということで、完全左一軸ではありませんが、1にボールがある場合が最もシャローにインパクト出来るとお考え下さい。

432はダウンブローのイメージで、前回の軌道の写真から考えると0はドライバーでフェード系になるとも考えられます。

1のボール位置では入射角は2~4度程度となり、なだらかな(シャロー)なインパクトであること、スピン量も適正で、飛距離も出る入射角ということ、この図からイメージできると思います。

ダフリやトップの線をもし書くとしたら、どんな入射角になっていると考えますか?

自分のスイングの最下点を考えて、スイング作りされていますか?

この入射角で打つ技術があれば、

どんなライからも上手く打てるので、ぜひこの図を参考にスイングしてみてください



ベンホーガンのハンドファースト

この写真はベンホーガン(1912年-1997年 84才没)

19歳でプロになり、メジャー9勝PGAツアー64勝、身長170㎝64キロでしたが飛距離もでたそうで、当時は無敵と言われたそうです。36才でバスとの正面衝突事故で歩けないだろうと診断されたが、11カ月後に復帰し、その後再び長期にわたり活躍するという偉業を成し遂げた選手であります。晩年はアルツハイマーに悩まされたそうですが、当時のプレー中は話すことはあまりなく鋭い目で試合に集中し正確なショットを連発したそうです。

ホーガンは、人間のゴルフスイングは「不純物にまみれて(in the dirt)」おり、ゆえに、たくさんボールを打ってこれを洗練されたものにすることが肝要であると考えていた。

駆け出しの頃は、フック(右打ちの場合、打ったボールが大きく左側に曲がってしまうこと)に悩まされたが、自らのスイングを半ば自動的に行うための「秘訣」を開発したそうです。


有名な理論としてはホーガンプレーン、首の付け根とボールを結んだ線上を基準にしたスイングプレーンです。写真のホーガンのハンドファーストはクラブとアングルは違えどタイガーの写真に似てると思いませんか?いまから50年以上前のハンドファーストで、ホーガンの球は低く、どのクラブを打ってもボールが高く上がることはなかったそうです。しかしツアー64勝のインパクトは現代のハンドファーストと同じであります。

タイガーもホーガンに見習ったと言ってもよいかもしれません。

私もこれでいいのだと再確認、これからもハンドファーストシャローを提唱していきます。